エレベータ制御リニューアル

最新の基本性能

何よりも故障しないのが一番

劣化部品の交換修理だけでは、機能および性能が向上することはなく、故障リスクを完全に拭い去ることはできません。劣化部品の交換修理は、経年劣化の進行を部分的に食い止める役割に過ぎません。一方、「制御リニューアル」は、リレー制御方式や旧式のマイコン制御方式から、最新の高性能マイコン制御に更新する工事です。
したがって、エレベータの基本性能は最新式のものとなり、安全性・快適性・経済性が格段に向上します。

段差解消によるつまずき防止

段差解消によるつまずき防止

車いす利用者対応(有償付加仕様)

  • 車いすを使用する方に配慮して、より安全で使いやすい装備の数々を「標準装備仕様」としてご用意しています。

    適用:定員9人乗り以上の機種のみ

  • 車いす用標準装備仕様

    この車いす用標準装備仕様は、日本エレベータ協会標準(JEAS)による車いす兼用エレベータ仕様を満足しています。

安全を見守る3つのシステム

乗り降りの際、ドア開閉の安全を見守る3つのシステム。
より安全にご利用いただくためにも、ぜひご採用ください。

  • 閉まるドアに挟まれる事故を防止する光電式多光軸センサー
    閉まるドアに挟まれる事故を防止する
    光電式多光軸センサー標準装備仕様

    出入口のほぼ全面に赤外線ビームを照射し、目に見えない光のカーテンを張り巡らせます。その光の一部分でも遮られれば、閉まりかけたドアが反転します。多光軸にすることで、ドアが閉まる時の人や物の動きの検知性を高めています。

    機種により2光軸の場合があります。

  • ドアに触れていたため引き込まれる事故を防止するカードアポケットセンサー
    ドアに触れていたため引き込まれる事故を防止するカードアポケットセンサー有償付加仕様

    かごドアの戸袋付近およびドアの重なり部※に、赤外線ビームを照射し、ドアに近づく利用者の手や荷物などを検知すると、ドアが開くのをいったん保留し、液晶表示と音声案内により注意喚起を行います。また、ドアオープン動作中にセンサーが検知すると、いったんドアを停止させ、液晶表示と音声案内により注意喚起を行い、検知物がなくなると、ゆっくりドアを開きます。

    ドア形式が2枚戸片開きの場合

  • 閉まりかけのドアに衝突する事故を防止する光電式ドアニック

    閉まりかけのドアに衝突する事故を
    防止する光電式ドアニック有償付加仕様

    乗場側に向けて、赤外線ビームを照射。ドアが閉まりかけている時、エレベータに乗り込もうとする人を検知すると、ドアが反転して開きます。

    乗場に人が立ち続けていると、ドアが閉まらない場合があります。また、ドアが閉まりきる直前には、センサーが無効になります。

地震対策機能強化

万一に備え、地震対策機能を
一段と強化。
地震時リスタート運転

地震時リスタート運転

「ウェイビックーP」
(P波センサー付地震時管制運転)標準装備仕様

地震は、まず初期微動(P波)から伝わり、その後、破壊力のある本震(S波)が到達します。この初期微動をいち早くキャッチして、エレベータを最寄階に速やかに着床させ、ドアを開くことで、乗客は安全に避難することができます。
本震が小さい場合には、自動的に通常の運転に復帰します。

閉じ込めを防ぐ
「地震時リスタート運転機能」有償付加仕様

これまで地震時管制運転中に安全装置が作動して、エレベータが途中で停止する場合がありました。そのため、安全装置が正常に復帰した場合、自動的に地震時管制運転を再開する機能を装備。安全を確認しながら、最寄階へ低速で救出運転を行うことで、閉じ込めの発生を防止します。

耐震対策工事が必要な場合があります。

「緊急地震速報連動管制運転」有償付加仕様

気象庁から配信される「緊急地震速報」をエレベータと連動させることで、本震が到逹する前に自動的に最寄りの階へ停止させ、乗客の安全を一段と高めます。

緊急地震速報受信解析装置の設置、および配信サービス契約は、別途ご手配ください。

既設エレベータの地震対策リニューアルを、強力にサポートします。

地震が発生した際のご利用者の安全確保と機器損傷被害を最小限に抑えるため、耐震強化改修工事など、既設エレベータの地震対策リニューアルをサポートします。
私たちの技術とノウハウを駆使して、更なる安全性の向上を実現します。

耐震強化改修工事

お客様のエレベータの仕様、年式によって必要な工事内容が異なりますので、詳しくは当社担当者にご相談ください。