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#2FUJITEC 
THANK YOU 
EPISODE

たくさんのありがとうに出会う、安全教室。

フジテック社員から寄せられた、お客さまや利用者さま、協力会社さま、そして仲間との「感謝」でつながるエピソードを紹介する「フジテックありがとうエピソード」。今回はフジテック本社(ビッグウィング)がある滋賀県の小学生に向けて開催している安全教室について、広報室のS.K.さんが語ってくれました。

フジテックでは、エレベータやエスカレータの安全な利用方法やマナーについて学習してもらうことを目的に、本社のある滋賀や東京などの小学生を対象に安全教室を実施しています。
その他にも地域交流として、夏祭りやオープンハウスなどの取り組みも行っています。当社はエレベータ・エスカレータのメーカーということで、情報公開が難しい部分もあるのですが、地元の企業として理解を深めていただくことや、“安全・安心”を伝えていくことは、業界としても大切な取り組みだと考えています。

ビッグウィングで開催する安全教室は、毎年地元の小学校から来てくださっています。内容としては、エレベータやエスカレータの安全な利用方法に関する動画を見てもらい、その後クイズを出題したり、施設やショールームの見学、施設内にあるいろいろなエレベータを試乗してもらう流れです。
クイズは、エレベータは乗る人と降りる人どちらが優先かといった基本的な乗り方の問題から、エレベータの起源といった雑学も入れていて、子どもたちの反応もよく、「はい!はい!」と元気いっぱいに手を挙げてくれます。

その後は研究開発棟やショールームを見学するのですが、そこでの歓声は特にすごいですね。
一般的なものからアトラクションのようなエレベータまで、いろいろな機種を体感してもらい、技術や仕組みについて紹介しています。子どもたちは興味津々といった感じで説明を聞いたり、またクイズの中で、地震時はエレベータのすべての階のボタンを押すようにと伝えているので、ここで実際に練習する子もいます。他にも非常呼びボタンを押したり、普段は実践できないことを体験するいい機会になっているのかなと思います。

また、研究開発棟のフロアで仕事をしている社員たちの姿を「かっこいい」と見つめる子どもたちや、それに気づいた社員とお互いに手を振り合う様子を見ると、安全教室をやってよかったなとあらためて感じますね。
それに仕事現場を見てもらうせっかくの機会ですので、エレベータ、エスカレータに関わらず、日常で当たり前に使っているものでも、より良くしようと取り組む人や、安全に使えるように検査・点検する人がいることを伝えて、少しでも子どもたちの成長の役に立てばということは意識しています。

見学の最後に「今日は楽しかったかな?」と聞くと、子どもたちが口々に「面白かった!」「また来たいです!」と答えて、目をきらきらと輝かせながら「今日はありがとうございました!」と言ってくれて、その笑顔を見ると、これからもがんばろうと元気をもらえます。

あらためて思うのは、エレベータやエスカレータの正しい乗り方を、メーカーとして間違いのないように、楽しく、しっかり伝えることの大切さです。地道ではありますが、“安全・安心”を守り、広めていくために、これからも続けていきたいと思っています。

今回のエピソードを語ってくれた方

広報室
S.K.さん

編集後記

安全教室は他の地域でも行われており、そこでも子どもたちの反応がとてもいいそうです。「東京では学校に出向いて安全教室をおこなっているので、デモ用の操作盤や各種音が出る装置を持参し、体感してもらえるよう工夫しています。拠点によって伝え方は変わりますが、共通なのは、正しい情報をきちんと伝えるということです」(広報室A.U.さん)
また社員にとっても、普段接点の少ない子どもたちとの交流の機会となっており、生産部門や研究開発部門でも「この子たちが使うんだよなと思うと、とても励みになります」と好評で、やりがいにつながっているそうです。
広報室のS.M.さんは、「安全教室は、総務部など設備管理部門の担当者たちの協力もあって運営できています。『楽しんでもらえたみたいで良かった』と笑顔で安全教室を支えてくれる関係者全員に感謝したいです」と語ります。
子どもたちの“安全・安心”な移動を守るこの活動は、多くの人の笑顔と感謝に支えられながら、フジテックになくてはならないものに育っています。