『「人」が主役となるブランド』への進化を体現するユニホームとして、コンセプトを『GRADATION
DIVERSITY』と設計。企業、従業員双方の意思を反映したユニホームとなるよう、従業員と意見交換する全国キャラバンを行うなど、プロジェクトデザインから一貫して同コンセプトを実践しています。
コンセプトは、従業員にユニホームについて直接ヒアリングして回る全国キャラバンを踏まえ、株式会社セイタロウデザイン代表取締役 クリエイティブディレクターの山崎晴太郎氏が設計しました。
一般的にユニホームというのは「学ラン、セーラー服を着てください」といった、画一化されたものが概念の頂点にあると思うのですが、それだとさまざまな課題を解けず、全員が笑顔になる絵が浮かびませんでした。
画一的なものではなく、それぞれが「働きやすいな」「好きだな」と感じるものを立ち上げて、それを1つにまとめていくことがフジテックさんには合うと考え、「個性」「多様性」というキーワードを設定しました。(山崎氏)
クリエイティブディレクター 山崎晴太郎氏
そして、コンセプト『GRADATION DIVERSITY』に込めた思いをこう語ります。
個々人の個性や多様性というグラデーションの中で統一感を作る。何を選んだとしても統一感が出てしまうというのが理想だと思います。無理にそろえさせるというのは時代にもフジテックさんにも合わない。みんながポジティブに選んでいき、その結果が全部「フジテックらしさ」になるように要素を決めていきました。
こうして設計したコンセプトに基づき、組み合わせや着こなし方により従業員個人の個性を表現できるアイテムラインアップを検討。その上で、外部から見ると統一感があり、フジテックのブランドイメージを訴求できるユニホームにするという方針が決定。同時に、ワーキングユニホームにおいて欠かせない安全性、機能性の担保を追求しました。