安全な商品を開発する責任
北村 卓也
Takuya Kitamura
北村 卓也
Takuya Kitamura
就職活動の際に、企業を選択する基準としていたのがものづくりに関われる企業であることと、出身地の滋賀県になんらかの形で関わり貢献することでした。その2つを満たしていたのがフジテックです。
就職活動を始めた頃には気付きませんでしたが、エレベータはより高い場所により早く、安全に移動するために進歩してきた立派な乗り物です。説明会を通して理解が深まり、普段の生活になくてはならない存在になったエレベータに段々と惹かれていきました。
さらに、世界各地で事業を展開しているのも魅力的でした。地元にいながら世界を舞台に活躍できる場所もあり、フジテックへの入社を決めました。
主な仕事は制御盤の開発と標準化です。制御盤というのはエレベータを動かすための重要な機器の一つです。人を乗せて動くエレベータは安全なものでなければなりません。
安全を担保するために制御盤にはたくさんの電子回路が詰め込まれ、更なる安全性の向上のため、制御盤の機能向上を目指した開発と実験を日々行っています。
また、制御盤そのものの小型化も重要な開発のテーマです。複数のテーマを抱えながら、利用者の方の安全と安心を守るための基盤づくりを行っています。
普段の生活の中で、実際にフジテックのエレベータを使用する時や、使用している人を見たりした時には、嬉しい気持ちと同時に大きな責任を感じます。自分が関わった機種が世の中に迷惑をかけてはならないですし、安全な商品を提供しなくてはならないとの気持ちでいっぱいになります。多くの方々の日常を支えるエレベータですから、その根幹を守ることが大きなやりがいにつながっています。もっと、エレベータの安全性の向上に努めていきたいと思います。
部内では意見が言いやすく、若いうちから機器の試作や評価試験などの経験を積ませてくれ、大きな仕事も任せてもらえます。高いレベルでモチベーションが維持できており、活発な意見交換が職場の活性化、ひいては社内の活性化につながっていると思います。
また、お客様から何か要望が出てきた際に、すぐに関連部門と相談でき、対応策をすぐに練られることも、フジテックの強みになっていると思います。
さまざまな企業について調べることは、就職活動の時ぐらいでそれほど機会はないと思います。社会人になってから多様な業界の企業から話を聞いたりすることは思っているよりも少ないです。ぜひこの機会を生かして、興味の薄い業界にも視野を広げて、いろいろ見聞きしておくことをお勧めします。そういった経験は実際に社会人になった時に役に立つこともありますから、情報をキャッチするアンテナは常に高くしておいたほうが良いと思います。悔いが残らないよう頑張ってください。