地震による利用者の閉じ込めを防止するため、センサーが地震を感知すると直ちに管制運転を開始します。P波センサーが初期微動(P波)を感知し、自動的に最寄階へ停止。ドアを開放して乗客の閉じ込めを防ぎます。
その後、小さな地震であれば自動的に運転を再開するようにし、一方で大きな揺れを感知した場合(S波センサーが感知した場合)は、その後の運転を休止し、技術員による復旧作業を待つようにプログラムされています。
大きな揺れによる被災状況が分からないエレベータの利用を再開させないことで、予期せぬ二次災害の発生を防ぎます。
地震はまず、初期微動であるP波から伝わり、その後、破壊力のある本震(S波)が到達します。
このP波をいち早くキャッチすることで、大きな揺れが到達する前に、利用者を最寄階へと避難させることができます。
© 2022 FUJITEC CO., LTD.