Sustainabilityサステナビリティ
テクノロジーの進化により世界が急速に変わりゆく昨今、イノベーションによって “安全・安心”で快適な都市環境づくりに貢献する強靭な社会インフラを提供し続けることが、フジテックの使命だと考えています。新しい時代にふさわしい美しい都市機能の実現のために、専業メーカーである当社ならではの商品・サービスを通じて、お客さまから信頼いただける確かな技術を培ってまいります。


フジテックは、国内向け新標準型エレベータ「エレ・グランス」を2025年4月1日より販売開始しました。「エレ・グランス」は、デザイン・メンテナンス性・災害対策を強化し、当社の目指す「専業メーカーとしての美しさとおもてなし」を体現した新商品です。
なお、「エレ・グランス」は、「2025年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞しました。
華昇フジテック(中国)が独自に開発したエレベータの行先階登録システム「DF-f」(Destination Floor Registration Unit)が「NY PRODUCT DESIGN AWARDS 2024(ニューヨークプロダクトデザイン賞)※」において銀賞を受賞しました。
華昇フジテックの「DF-f」はユニバーサルデザインのコンセプトを導入し、タッチ式の液晶スクリーン、カードリーダ、音声放送の機能を採用し、高齢者、車いす利用者、視覚障がい者の方も簡単にエレベータを利用できるように配慮されています。
また、スクリーンの待機時間に消費する電力量を下げることにも成功し、従来商品と比較して消費電力を約20%削減しました。
エレベータを便利に、効率よく使っていただくための行先階登録システム機能にユニバーサルデザインを採用することで、誰にとってもさらに優しく、使いやすい「美しい都市機能」を実現します。
※ ニューヨークプロダクトデザインアワードは、世界中の才能あるプロダクトデザイナー、デザインチーム、メーカーの努力を称えるために創設された米国の国際的デザイン賞です
「イマーシブ・エレべータ」が、「デジタルサイネージアワード2024」XR/エンターテインメント部門で優秀賞を受賞しました。
「イマーシブ・エレべータ」とは、エレベータのかご内が閉鎖的で怖いと感じる利用者の方々が、狭い閉ざされた空間を開放的に感じていただけることを目的に開発したエレベータです。フジテックの開発コンセプトをもとに、株式会社クラウドポイントが映像を、株式会社センヨーミュージックマネジメントが楽曲を担当し、エレベータに乗車することが楽しみに感じられるような乗り物を具現化しました。「イマーシブ・エレべータ」は、本社(滋賀県彦根市)のエレベータ研究開発・生産拠点ビッグウィングに設置されています。見学されたお客さまにさらなるアイデアを広げていただける提案型エレベータとして、今後も活用します。技術・商品力の向上を通じて美しい都市機能を実現する先進的なデザインの開発をさらに推進していきます。
当社は、ロボットがエレベータを利用して自律的に階の異なるフロアへ移動できる技術の開発を進め、複数の施設で実証実験やサービスの提供を行っています。2023年からは自社事業所でロボットを書類配送や工場部品の運搬に活用し、業務の効率化を進めています。また、この連携は共通規格に準拠しており、エレベータとさまざまなロボットとの連携が容易です。今後も、ロボットが提供するサービスの可能性を広げ、より快適で“安全・安心”な移動空間の実現を目指します。
エレベータの法定耐用年数は17年。機器の経年劣化や部品供給の観点から、エレベータを使い続けるためにはリニューアルが必要不可欠です。フジテック製に限らず、さまざまなメーカーの既設エレベータのリニューアルを可能にした、リニューアルメニュー「SMA-UP(スマアップ)」。「SMA-UP(スマアップ)」は重要部品の改修により従来のリードタイムを最大40%短縮(当社比)することを可能とし、制御機器の交換で「エアータップ」やリモート自動点検、地震時リスタート機能などの最新機能の追加も可能となります。現在はマンションを中心にオフィスビル、病院福祉施設などでも幅広く採用されています。今後もリニューアルの商品を魅力的にしていくことで、お客さまの幅広いニーズにお応えし、“安全・安心”なエレベータの提供に貢献します。
フジテック・インドのチェンナイ工場は、南アジアの生産拠点として重要な役割を果たしています。2023年2月には、第二工場が竣工。生産スぺースを従来の2倍以上に拡張し、需要が高まるインド国内での商品拡販や、南アジア地域への輸出拡大に寄与しています。また、高速機種の機器開発など、フジテック・インドにおける開発体制の強化のため、エレベータ研究塔も建設しました。今後も、現地のニーズに合わせた研究開発により技術を磨き、高品質な商品の提供を進めることで、南アジアにおけるプレゼンス向上を図ります。
私たちが目指している DX ビジョンは、「デジタルツイン」の実現です。デジタルツインは、現実世界の状況を写し鏡のように把握し、デジタルの形で表現する技術です。現実をシミュレーションし、リアルタイムでデータを収集、最適化することができます。効率的に監視、予測することが可能になるため、当社では商品や提供しているサービスである保守や修理、それに付随する従業員、 そしてお客さまを同一のプラットフォーム上にバーチャルで結び付け、お客さまの体験をより良いものにしていくために活用していくことを目指しています。