Sustainabilityサステナビリティ
フジテックが持続的に成長するためには、従業員一人ひとりを尊重し、多様な人材が活躍することが不可欠であると考えています。基本的人権を尊重し、部門や国内・海外の枠を越えたコミュニケーションを通じて組織力を強化します。そして風通しの良い職場環境のもと、一人ひとりが能力を十分に発揮できるよう、個人の成長の実感と自己実現を図ることで、組織力を強化し、世界の国々で、世界の人々とともに成長する企業であり続けます。
当社に集う人々は、社会人としての人格を磨き、企業人としての能力を高め、国際人としての見識を深め、闊達な意思疎通と、溌剌とした行動力でもって、自己実現を図るとともに、会社の永遠の発展と繁栄を目指します。
※ 本人権ポリシーは策定にあたり、よりよいものにするために「ビジネスと人権」に関する社外専門家からの意見・提案を反映しています。
新たなステージに向けた基盤として、個々のレベルアップを図り、闊達・溌剌とした人材を育成する
多様性を認め合う価値観の醸成、環境づくりを加速する







当社では、人権尊重のための取り組みとして、2025年5月に、国際基準に基づき、社外専門家の知見を反映した「フジテック人権ポリシー」を制定しました。本方針を、フジテック株式会社および子会社のすべての役員・社員に浸透を図るとともに、サプライチェーンおよびビジネスパートナー企業に対しても、本方針を理解し、人権の尊重に努めていただけるよう周知を進めています。
社員に向けては、年に1回「人権・ハラスメント研修」と「コンプライアンス研修」を実施しています。2025年度は「フジテック人権ポリシー」の周知を図るとともに、人権・コンプライアンスの双方において、実務上の留意点やリスクへの対応について部門ごとにディスカッションを交えた研修を行い、従業員ひとり一人の意識向上を促しました。
また、サプライヤーに向けては、2025年11月に開催した、主要取引先を対象とした「合同品質会議」にて、「フジテック人権ポリシー」の説明を実施。サステナビリティ推進室より、当社の考え方を直接共有し、バリューチェーン全体での人権尊重への理解を求めました。
今後もサプライチェーンおよびビジネスパートナー企業と一丸となり、人権を尊重した、持続可能なサプライチェーンの構築に努めてまいります。
当社は、従業員一人ひとりの多様な価値観やライフステージを尊重し、誰もが安心してキャリアを継続できる企業風土の醸成に取り組んでいます。
その一環として、2025年より「治療と仕事の両立支援制度」および「海外同行休業規定」を新たに整備しました。
「治療と仕事の両立支援制度」では、がんなどの長期治療が必要な場合に最長36カ月の休職を認めるほか、治療サポート休暇や短時間勤務制度を導入。専門研修を修了した「両立支援コーディネーター」を社内に配置し、個々の病状に寄り添った柔軟な働き方をバックアップしています。 また、配偶者の海外赴任や留学への帯同を目的とした「海外同行休業規定(最長5年)」を策定し、家族の環境の変化においてもキャリアを断念することなく、復職後の活躍を支援する体制を整えました。
これらの制度を通じて、病気や家庭の事情などにかかわらず、互いの多様な生き方を認め合い、支え合う組織風土を作ります。

従業員のモチベーションアップのための取り組みとして、昇降機の保守メンテナンス部門である保守フィールドエンジニアのスキルに応じて、資格バッジを授与しています。
保守フィールドエンジニアは点検責任者の認定基準に基づいて、「点検責任者」と「プレミアムメンテナンス点検責任者」の資格を有する従業員へそれぞれ3つ星と5つ星の資格バッジを授与しています。資格バッジは制服の胸元に着用でき、「正常に動いて当たり前」と捉えられがちな昇降機のメンテナンス業務にやりがいをもって取り組めるよう導入しました。今後も従業員のモチベーション向上を推進していきます。

フジテックは3年連続で健康経営優良法人に認定されており、健康経営を推進するため、分科会に分かれて活動しています。その中の「子育て・女性・多様性分科会」では、誰もが働きやすい会社を目指し、子育てをしながら働く女性に焦点を当て、全従業員の中から希望者が自由に参加できる、座談会を開催しました。
座談会では、産休・育休・子育て経験のある女性従業員が仕事と家事・育児の両立に関する経験談を共有し、人事担当者からは人事制度の活用などについて説明行われました。

当社が2024年10月に従業員の価値観の多様化に対応することと働くモチベーション向上を目的に、ユニホームを一新した活動「UX:ユニホームトランスフォーメーション[社員による社員のためのユニホーム改革]」が、「2025年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
新ユニホームは、「GRADATION DIVERSITY(グラデーションの多様性)」のコンセプトのもと、ジェンダーフリーで従業員それぞれの個性を生かした組み合わせができるラインアップになっています。職種や性別でデザインが異なっていた従来のデザインから、全職種統一のデザインとすることで、個性と統一感を両立させました。
完成までには、600人を超える幅広い職種・年齢の従業員の声をヒアリングしました。集まった従業員の声をもとに、デザイン性を保ちながら、事務職はもちろんのこと、エレベータ・エスカレータの生産や据付、保守といった独特な労働環境においても、安全性・利便性・耐久性・快適性を備えたユニホームが完成しました。
当社は、この新ユニホームを通じて、さまざまな視点で今後も「多様な人材の活躍推進」を推し進め、従業員の誰もが“安全・安心”に業務に取り組むことができ、働き甲斐のある環境づくりに取り組んでまいります。
人材育成の一環として、1999年より、フィールドエンジニアの技量を競う社内競技大会の開催を継続しています。国内のフィールドエンジニアに向けては、据付と保守をテーマに、「全国据付・改修技能競技大会」や「フィールドエンジニアリングスキルコンペティション」を開催しています。2025年10月には、全国より選抜されたフィールドエンジニア26名が参加し、エレベータ・エスカレータの据付・改修業務の技術を競い合いました。
また、国内・グローバルのフィールドエンジニアに向けては、複数の法人が一堂に集い技能を競う「グローバル・フィールド・エンジニアリング・スキルコンペティション」を開催しています。
今後も開催を通じて、技術のみならず人材交流を深めていきます。

日本では、全従業員向けの「目的別研修」の1つとして、次世代のコア人材を育成する選抜制のプログラム、「グローバルビジネスリーダー育成プログラム」を実施しています。本プログラムは、単なる知識の習得にとどまらず、世界中のどこであっても道を切り拓き、周囲を巻き込んでいく闊達な人材を輩出することを目的としています。
約9か月にわたる研修では、海外実務に不可欠な語学力、グローバルマインド、問題解決の思考法などのビジネススキルを習得します。また、海外勤務経験者から直接実務に関する話を聞いたり、税務会計を学ぶなど、実戦に即した幅広い知識習得に努めます。
このような教育制度を通じて、グローバルな視点をもって溌剌と自律的に活動できる人材を育成しています。
修了後は多くの人材が海外拠点で駐在員として活躍しています。

フジテック・インドが2023年11月にタミルナドゥ州チェンナイに開校したFUJITEC JIMが、経済産業省より「日本式ものづくり学校(JIM:Japan-India Institute for Manufacturing)」に認定されました。
「日本式ものづくり学校」は、インドに進出をする日系企業が設立する人材育成機関を認定し、支援をするものです。日本式のものづくりの考え方や技能を習得するためのカリキュラムを実施します。
FUJITEC JIMでは、エレベータの生産・据付・保守・品質管理に関する座学および現場での実践トレーニングを行います。第一期生は約1年間の研修を経て、フジテック・インドの正社員として職務に就く予定です。

フジテックオフィシャルインスタグラムにて、活躍する女性従業員をご紹介しているコンテンツ企画「Fujitec Bright」を展開し、随時更新しています。