Sustainabilityサステナビリティ
エレベータが毎日何事もなく安全に運行するために24時間365日見守り続けています。
地図をベースにした昇降機の基幹情報ポータルサイトで、納入物件情報をリアルタイムにスマートフォン等の端末から、いつでも・どこでも閲覧できるシステム。
保守情報がDX化されたことで、平常時における迅速な復旧作業の実現ほか、業務の効率化、生産性向上に効果を上げています。
地図上に納入物件をアイコンで表示し、アイコンから保守・営業担当者、昇降機の仕様、図面、技術資料などが見られます。目的地までの経路表示機能や、ストリートビューによる現地状況の把握ができ、効率的な行動をサポートします。また、現地への出稿手配時に保守員の現在位置、当日のスケジュールなどの情報から最適な候補者をアドバイスする機能で時間短縮につなげ、迅速な対応が可能になっています。
また上記システムは2020年昇降機業界としては初めて 「IT賞(顧客・事業機能領域)」を受賞しています。
※公益社団法人企業情報化協会(IT協会)「IT賞」とは
“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げた企業・団体に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。
エレベータのメンテナンスにおける、不具合への対応スピードを速めるため、対応内容を担当者に通知するアプリケーション(以下アプリ)を開発しました。このアプリは、過去の不具合への対応事例を集めたビッグデータを分析し、発生した事象への適切な処置方法を担当者に通知します。これにより、若手とベテラン専門技術者間の対応力を平準化し、業務効率の向上に効果を発揮します。アプリは今年9月から近畿エリアで試験運用を開始しており、今後は全国展開に加え、海外法人での活用も推進します。
エレベータのメンテナンスにおける不具合への対応は一般的に、稼働ログのデータを現場で解析し原因を特定することからはじまります。この解析は経験をつむことによって得られるスキルですが一方で、若手の専門技術者にとっては、時間のかかる作業となっていました。このアプリを導入することで、稼働ログを現場で解析することなく、不具合への対応をスムーズに行うことができます。そのため、若手・ベテランの専門技術者ともに、稼働ログデータの解析に時間をかけずに実作業に移れ、業務効率向上が期待できます。アプリの利用は社用のスマートフォンで行います。アプリに届く通知には、対応方法と必要な機器などが記載されています。
このアプリの開発は、滋賀大学データサイエンス学部との共同研究で得られた知見を活用しています。共同研究では、過去 20 年以上蓄積してきた異常記録と保守点検の実施記録を分析し、その2つの相関関係から高い確率で不具合の発生を予測できるモデルを開発しました。今後も AI、IoT を活用した保守技術の向上を目指します。
エクシオールの乗場操作盤、かご内一般用操作盤、かご内車いす操作盤に対して、カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)の認証を取得しています。出来るだけ多くの人に分かりやすい配色で、色を見分けにくい人にも情報が伝わるようデザインをしています。
エクシオールの乗場とかごの操作盤は色覚の個人差を問わず、より多くの人に見やすいカラーユニバーサルデザインに配慮してつくられていると、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構により認証されています。
エレベータ到着時、ドア周りのセンサーの検知時、強制戸閉め時などのサイン音を、聞き心地のよい音に変更します。
60mm の大型ボタンは大変押しやすく、視認性に優れています。学校や公共施設、病院・福祉施設などの建物で特におすすめです。
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