中国河北省にある華昇フジテックが独自に開発したエレベータの行先階登録システム「DF-f」(Destination Floor Registration Unit)が「NY PRODUCT DESIGN AWARDS 2024(ニューヨークプロダクトデザイン賞)*」において銀賞を受賞しました。
「DF-f」はユニバーサルデザインのコンセプトのもと、タッチ式の液晶スクリーン、カードリーダ、音声放送の機能を採用し、高齢者、車いす利用者、視覚障がい者の方も簡単にエレベータを利用できるように配慮されています。
液晶スクリーンの下には、液晶スクリーンが省エネモードに切り替わっていることをお知らせする「感知ライト」があります。操作パネルに一定時間操作がない場合、省エネモードに入り、スクリーンの照度(ルクス)が70%下がり、ライトが点滅します。また利用者の方が操作パネルに触ると、行先階のスクリーンが点灯し、感知ライトが消える仕組みになっています。
この「感知ライト」と液晶パネルを連動させることにより、スクリーンの待機時間に消費する電力量を下げることに成功し、従来商品と比較して消費電力を約20%削減しました。また商品使用時のCO2排出量も減らすことができ、環境にも優しい商品となっています。
*ニューヨークプロダクトデザインアワードは、世界中の才能あるプロダクトデザイナー、デザインチーム、メーカーの努力を称えるために創設された米国の国際的デザイン賞です。
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