森ビルでは、今後の人口減少による労働力不足の課題に対し、スマートメーターによる検針自動化など、ビル管理業務の省力化や効率化に取り組んでいます。エレベータ・エスカレータの管理業務においては、利用者さまにご不便をお掛けしないためにトラブルを未然に防ぐ「予防保全」が非常に重要と考えています。また、地震などの緊急時には、エレベータの被害状況などを即座に把握し、対処できる体制構築が必要不可欠です。
当社では現在、「エレモリ」で約70台のエレベータを管理しています。「エレモリ」の導入で、これまで現場からの報告がなければ把握できなかった稼働状況を、パソコンやスマートフォンからいち早く確認できるようになりました。私は毎朝稼働状況をチェックしており、トラブルが発生していないことを確認できると安心感が得られます。特に災害発生時など情報が錯綜しやすい状況に陥った際に、被災状況の確認など初動対応が素早くできるようになる点で、その真価を発揮してくれるのではないかと思います。
今後、機能がさらに充実化され、スマートフォン一つでエレベータ・エスカレータに関するより多くの情報が確認できるようになることを期待しています。