プラズマクラスターイオン発生装置「イオンフル」

意匠・利便性向上

浮遊カビ菌やタバコの付着臭を分解・除去するシャープ株式会社の「プラズマクラスター技術」を活用し、エレベータのかご内に、プラズマクラスターイオンを放出。エレベータ内を快適にします。
空中の浮遊カビ菌やダニのふん・死骸の浮遊アレル物質をパワフルに分解・除去するばかりか、付着臭を分解・除去する脱臭効果もあります。
ペット共生マンションや、医療施設向けのエレベータに最適です。

特長

浮遊カビ菌※1を除菌

プラズマクラスターイオンが空中に浮遊しているカビ菌を分解して、除菌します。

浮遊ウイルス※2の作用を抑制

プラズマクラスターイオンが浮遊するウイルスに作用し、抑制します。

付着臭※3を分解・除去

染み付いたタバコのニオイ成分を分解・除去し、気にならないレベルまで脱臭します。

ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質※4の作用を抑制

プラズマクラスターイオンが空中に浮遊するアレル物質(ダニのふん・死骸)を除去し、作用を低減します。

既設エレベータでも設置可能※5

フジテックの既設のエレベータでも、プラズマクラスターイオン発生装置を組み込んだ換気装置を、有償で取り替えることができます。

  • ※1 浮遊カビ菌
    ● 試験機関:(財)石川県予防医学協会
    ● 試験方法:8畳相当の実験室にプラズマクラスターイオンを放出し、浮遊カビ菌をエアーサンプラーにて測定。
    (プラズマクラスターイオン濃度:3,000個/㎝3)
    ■ 試験結果:約195分で除去率99%。

  • ※2 浮遊ウイルス
    ● 試験機関:イギリス レトロスクリーン・バイロロジー社
    ● 試験方法:1m3ボックスにウイルスを浮遊させ、プラズマクラスターイオンを放出し、その後、1m3ボックス内のウイルスを回収し、空気中のウイルス除去率を測定。
    ■ 試験結果:プラズマクラスターイオン濃度:7,000個/㎝3の場合、約10分で99.0%抑制。
    ● 上記試験は、ある1種のウイルスで実施。

  • ※3 付着臭
    ● 試験機関:当社調べ
    ● 試験方法:約41m3(約10畳相当)の試験空間内にて、タバコのニオイ成分を染み込ませた布片にプラズマクラスターイオンを照射し、脱臭効果を6段階臭気強度表示法にて評価。
    ■ 試験結果:プラズマクラスターイオン濃度:7,000個/㎝3の場合、約80分で気にならないレベルまで脱臭。※ニオイの種類・強さ・対象物の素材などによって、ニオイ除去効果は異なります。

  • ※4 浮遊アレル物質
    ● 試験機関:広島大学大学院 先端物質科学研究科 試験方法:掃除をしない実際の居住空間(約8畳)での浮遊ダニのアレル物質の作用をELISA法で測定。その増加率を算出。
    (プラズマクラスターイオン濃度:3,000個/㎝3)
    ■ 試験結果:4週間後にダニのアレル物質の作用を抑制。

  • ※5 既設エレベータの構造によっては、対応が困難な場合もあります。

構造

プラズマクラスターイオン発生装置「イオンフル」の構造

プラズマクラスターイオン発生装置「イオンフル」の構造

エレベータのかご上部に設置された換気装置に、プラズマクラスターイオン発生素子を組み込み、換気口を通して、プラズマクラスターイオンをエレベータ内に送り込む構造となっています。

濃度の高い除菌効果を安定して持続させるため、プラズマクラスターイオン発生素子の交換が必要となることがあります。

換気装置の制御方式

換気装置は、エレベータの動きや状況に応じて、プラズマクラスターイオンの発生量を制御するとともに、省エネを考慮して無駄のないよう、換気装置の駆動を制御する方式を採用しています。
通常時は、省エネのため、エレベータに人が乗っている時のみ換気装置を駆動させ、人が乗っていない時は、所定時間運転後に換気装置を停止します。
一方、冬場は送風による体感上の寒さを感じさせないよう、エレベータに人が乗っていない時に換気装置を駆動させて除菌を行い、人が乗っている時は換気装置を停止するといった設定に変更することができます。

プラズマクラスターイオン濃度分布のイメージ図

プラズマクラスターイオン濃度分布のイメージ図 プラズマクラスターイオン濃度分布のイメージ図

エレベータ内の奥行き3カ所、間口3カ所、高さ4種(床上0mm、500mm、1,000mm、1,500mm)の計36ポイントにて、プラズマクラスターイオン濃度を測定した結果、かご内室全体で除菌効果が期待できるイオン濃度になっていることを検証しています。

プラズマクラスターイオン技術

プラズマクラスターイオン技術とは?

フジテックのプラズマクラスターイオン発生装置は、シャープ株式会社が独自に開発した「プラズマクラスターイオン™技術」を活用しています。
換気装置に組み込んだプラズマクラスターイオン発生素子により、空中の水分子と酸素分子からプラス(H+)とマイナス(O2-)のプラズマクラスターイオンを生成。プラズマクラスターイオンは、微粒子に凝集する性質があり、浮遊するカビ菌・ウイルス・アレル物質などの有害物質を取り囲みます。
その時、化学反応を起こし、活性力の強い水酸基ラジカル(OH)に変化します。
これが、有害物質から水素(H)を抜き取って除去します。抜き取られた水素は、水酸基ラジカルと結合し、水分子(H2O)になって空中に戻ります。

プラズマクラスターイオン技術

プラズマクラスターイオン™技術の効果は、世界の公的研究機関で実証されています。

日本 (財)石川県予防医学協会 (浮遊カビ菌) (浮遊菌)
(学)北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院 (浮遊ウイルス) (浮遊菌)
(財)北里環境科学センター (浮遊ウイルス) (浮遊菌)
広島大学大学院 先端物質科学研究科 (浮遊アレル物質)
大阪市立大学大学院 医学研究科分子病態学教室 (浮遊アレル物質)
(財)日本紡績検査協会 (付着臭)
カナダ 喘息協会 (浮遊アレル物質)
ドイツ リューベック大学 (浮遊カビ菌) (付着カビ菌)
アーヘン応用科学大学 アートマン教授 (浮遊カビ菌) (浮遊菌)
中国 上海市予防医学研究院 (浮遊菌) (浮遊ウイルス)
韓国 ソウル大学 (浮遊ウイルス)
英国 レトロスクリーン・バイロロジー社 (浮遊ウイルス)
米国 ハーバード大学公衆衛生大学院 メルビン・ファースト名誉教授 (浮遊菌)

上記試験機関での実証はシャープ調べ

プラズマクラスターイオン™技術は、業種を超えて、多くの製品に採用されています。

シャープのエアコンや空気清浄機に限らず、シャワートイレ、浴室暖房換気乾燥機、住宅の24時間換気システム、住宅全館空調システム、自動車のエアコン、ガスファンヒーター、温水式暖房乾燥機、自動車の空気清浄器、車載用プラズマクラスターイオン発生器、喫煙所システム、照明器具などにも広く採用されています。
詳しくは、シャープ株式会社のホームページをご覧ください。