S.Mさん
S.Mさん
就職活動で譲れなかったのが、ものづくりのメーカーであることと、財務経理職に就くことでした。メーカーとしてフジテックを選んだ理由は、多くの人目に触れる機会が多く、人の命を預かるという社会的に担う役割が大きいと感じたからです。
また、財務経理職に就きたかったのは、数字を扱うことが好きだったことに加えて、お金の動きを専門的な視点から見てみたかったのが主な理由です。
もう少し付け加えるならば、私は滋賀県出身なので、地元に貢献できるということにも大きな魅力を感じました。
主な仕事は売掛金の管理です。売掛金とは売上の未入金のことです。毎月、売上入金データから売掛金リストを作成し、国内の事業本部や各支店に送り未入金の回収を促します。
また、海外法人との投資や融資に関連した事務処理も担当しています。融資を行っている間は、利息の発生などもあるため、常に目を光らせて管理し続けなくてはなりません。そういう点はとても気を遣います。
お金は経済を循環させる血液といいますが、それは企業も同じだと思います。売掛金が多くなってしまうと、スムーズな事業活動に支障をきたします。財務部門としてスムーズな事業活動に貢献できたときにやりがいを感じます。具体的には、売掛金の入金予定に合わせて、財務部門ではさまざまな支払いの計画などを立てています。万が一、計画通りに入金されなければ、新たな資金繰りをしなくてはいけません。作成した入金計画表通りにピタッと合った時に会社に貢献できているという実感が得られます。
日本においては、競合する総合電機メーカーに比べると知名度で劣ることが多く、悔しい限りです。ただ、昇降機専業メーカーとして“知る人ぞ知る企業”とイメージされる方もいるかもしれませんが、大阪で創業したこともあり、近畿エリアでの知名度は高いです。また、海外法人のある香港やシンガポールでは、進出が早かったこともありシェア・知名度ともに非常に高いです。
現代はインターネットなどを介して、得たい情報が簡単にたくさん集まります。ただ、どうしても情報の種類は偏ってしまうと思います。自分が入りたい企業を探すために、それだけでは情報不足です。情報を集めることだけに満足しないで、幅広い業界の企業サイドから直接話を聞いてほしいと思います。私自身もさまざまな企業に行きました。いろいろと見聞きした結果、フジテックを選んでくれれば大歓迎です。就職活動頑張ってください。
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